Win版でフィールド値をエクス(イン)ポートファイル名にする
Tips
作成日時 :6/21/99 19:00
1. 必要な環境
●Free Macro! for Windows98/95 R.3
- Free Macro! for Windows98/95
R.3がインストールされている必要があります。
- 町田収司 氏 が開発された「フリーソフトウェア」です。
- 入手先は、http://hp.vector.co.jp/authors/VA010593/index.html です。
- 機能は、一定の操作を記録させて、何度も同じ操作を自動化させることができます。マクロ言語等は一切不要です。
- さらに、パラメータを指定して起動することができ、大変便利です。
2. 実際の連係動作の概要説明
●ファイルメーカーProとFree Macro!の連係動作説明
- エクス(イン)ポート実行スクリプトを起動させます。
- エクス(イン)ポートしたいテキストファイルのファイル名が用意してあるフィールドからファイル名をコピーします。
※このファイル名はフルパスにしておいたほうが後々便利です。
- Free Macro!が起動します。
- 起動とほぼ同時にレコードの「ファイルへのレコードのエクス(イン)ポート」ダイアログが表示されます。
- Free Macro!が動作し、ファイル名のテキストエリアに 2.
でコピーしたファイル名をペーストします。
- Free Macro!が自動で保存ボタンを押します。
- 「フィールドデータのエクス(イン)ポート順」ダイアログが表示されます。
- Free
Macro!が自動でエクス(イン)ポートボタンを押します。
- エクスポートが実行され、指定した名前のファイルが指定の場所に作成されます。
- Free Macro!が自動で終了します。
3. 連係動作のさせ方の説明
●Free Macro!でエクスポート操作の記録
- エクスポート操作を自動化させたいテンプレートを予め立ち上げておきます。
- そのテンプレートをアクティブにして、エクスポート操作を手動で行い、Free
Macro!で記録します。
- ファイル名の入力操作ですが、直接タイプせずにクリップボードからペーストするようにしてください。
- また、ファイルの上書きを許可する場合は、ペーストするファイル名と同じ名前のファイルを保存予定のディレクトリーに予め作成しておいてください。これは、上書きの許可を訪ねるダイアログが表示されるので、その分も含めて記録しておく必要があるからです。
●Free Macro!でインポート操作の記録
- インポート操作を自動化させたいテンプレートを予め立ち上げておきます。
- そのテンプレートをアクティブにして、インポート操作を手動で行い、Free
Macro!で記録します。
- ファイル名の入力操作ですが、直接タイプせずにクリップボードからペーストするようにしてください。
●スクリプト定義
- エクス(イン)ポートファイルのファイル名にしたいフィールド値をコピーします。
- スクリプトステップのメッセージを送信にて テキスト:「C:WINDOWS\デスクトップ\F_Macro\F_Macro.exe
exp.mcr /S /E」と指定します。
※Free Macro!までのパスは、Free
Macro!の保存先によって変わります。
※exp.mcr は Free
Macro! で私が作成したエクスポート用のマクロファイル名です。
- 対象アプリケーションを手前に表示オプションは無効(チェックを外す)にします。
- レコードのエクス(イン)ポート[記録する、ダイアログなし]を追加します。
- 2.と4.の順番が逆のような気がすると思いますが、4.を先に実行してしまうとエクス(イン)ポートのダイアログが表示されている間、スクリプトが一時停止してしまうのを防ぐためにあえて逆にしています。
4. ご質問等は
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作者:村山清隆 E-mail:murayama@kipwmi.com URL:http://www.kipwmi.com/
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