図A
●積み重ね棒グラフ.fmjの概要説明
- 複数の値を積み重ねて棒グラフを描画出来ます。
- 現在の数値入力フィールドは繰り返しフィールドを利用していますが、普通のフィールドに置き換えることも可能です。
- 使える色の種類はファイルメーカーPro の色パレットと同じ数だけ使えます。
●積み重ね棒グラフ.fmjの初期設定
- 特に初期設定はありません。
●積み重ね棒グラフ.fmjの入力の仕方
- 入力R、入力Y、入力Gの各フィールドに数値を入力します。
- 入力Rは赤色、入力Yは黄色、入力Gは緑色の棒グラフに変換されます。
●入力フィールドに入力された数値の反転
各入力フィールドに入力された数値は、R値回数反転フィールドで反転させます。繰り返し回数 繰り返しフィールド R値回数反転
1 4 2
2 13 4
3 16 6
4 14 5
5 3 10
6 10 3
7 5 14
8 6 16
9 4 13
10 2 4
# なぜ反転が必要かは後々おわかりになると思います。
●横グラフを書く手法を使ってグラフ描画フィールドを用意しましす。
私は、Right関数を使って繰り返しフィールドR=Right("■■■■■■.....■■■■■■",R値回数反転)
計算結果「テキスト」と定義しました。
この式に値を適当に入れ、繰り返し(水平)で表示させると下の図のようになります。
その繰り返しフィールドR をレイアウトにて各繰り返し枠が縦長になるよう下方向へドラッグします。そのフィールドをブラウズで見たものが下の画像です。(文字色は赤色に指定)ここで、行間を標準にした方は文字間に隙間ができあまり見栄えが良くありません
そこで、行間を0.5に指定し直します。どうです、一本の棒に見えますよね!
大分縦棒グラフに見えてきましたが、そうですね〜上下が反対です。
●フィールドを180度反転させます。
レイアウトモードにてフィールドを180度(90度を2回)回転させます。
ありゃりゃ!上下を反転させたために左右の値が反転してしまいました。これが前にお話した繰り返しフィールドの数値を反転しなければならない理由です。
この反転操作は繰り返しフィールドを利用する場合の特有のものです。
入力フィールド(普通のフィールド)を複数用意する場合はレイアウトの配置に注意するだけで良いと思います。
●積み重ねるためのグラフの作成
ここまでで縦棒グラフの作り方が大体お分かりになったのではと思います。次に、積み重ねるためのグラフの作り方をご説明します。
私は、普通の縦棒グラフをと同じ様に Right関数を使って
繰り返しフィールドY=Right("______.....______",R値回数反転)&
Right("■■■■■■.....■■■■■■",Y値回数反転)_は全角スペースを示す。
この式を見てピン!ときませんか?
私のとても安直な考え方がバレてしまいますね(笑)
赤のグラフと同じグラフを_に置き換えているだけです。
つまり、赤グラフを■から_(全角スペース)に置き換えているわけです。
参考に繰り返しフィールドGの式も見てやって下さい。
繰り返しフィールドG=Right("______.....______",R値回数反転+Y値回数反転転)&
Right("■■■■■■.....■■■■■■",G値回数反転)_は全角スペースを示す。
●グラフの合成
今までに作った縦棒グラフを合成して1つの積み重ねグラフに見える様にしましょう!
レイアウトモードで出来上がった3つのグラフフィールドに透過指定をします。
この指定をしないと裏にまわったグラフが隠れて表示できないからです。
3つのグラフフィールドをズレの無いようピッタリ重ねます。
これで、積み重ねグラフの完成です。(トップの図を参照して下さい。)
●目盛りと背景の作成
レイアウトモードで先ほどの合成したグラフフィールドに沿って目盛りを配置します。
目盛りの配置はとても簡単にあわせることができます。
レイアウトモードでは、グラフフィールドにテキストの基線(点線)が見えるからです。
この基線から1ドット上目に目盛りを配置すればピッタリと合います。
背景はお好みで作って下さい。
この積み重ね棒グラフを応用してた散布図と高低グラフも含めたミニテンプレートのダウンロード出来ます。
もっと良い方法をご存知の方がいらっしゃいましたら是非ご一報願います。